ほんとに3日坊主になっている……
BBSに「小学生のときから日記は3日以上続けられた覚えはないが……」と、このBLOG開始のお知らせをしたら、ほんとに3日坊主になっていたこと発覚! や、やばいので何か書きます。
先週末はオシゴトだったのでどこにも行かず何もせず。シゴトしながら、ふと最近全然舞台を見ていない自分を発見し、のたうち回る。ああ、パパ・タラフマラの「見えない都市の夢」も行ってない……これは「百年の孤独」プロジェクトの第一作目にあたる作品。そう!ガルシア=マルケスなのだ! パパタラは、もう何年前か忘れてしまったけど、新宿スペース・ゼロでやった「パレード」の再演を見てから結構ファンなのだが、TH Seriesではちこっとレビューを書いているくらい……必殺隠し球ってやつですね! ああ、でもそれ考えるとますます「見えない都市の夢」を見逃したのが痛いなぁ。
パパタラの舞台は、演劇でもダンスでもない、イメージのきらめきに彩られた舞台。「パレード」のあたりは声を発することはあるが言葉は喋らず、人間の理性を超えた、人知では推し量れない世界を感じさせたが、昨今は言葉を使うようになったとはいえ、題材はシュルツの「ストリート・オブ・クロコダイル」やガルシア=マルケスの「百年の孤独」だったりするので、「人知を超えた」世界律への憧憬は一貫して感じられる(ということは、ちゃんと舞台を見て書けよ、って感じだけど)。「百年の孤独」は見逃すまい!
話変わって……よく思うこと——パパタラも演劇やダンスなど特定のジャンルにカテゴライズされない活動をしているけれど、以前ある本屋で、TH No.21にもご寄稿いただいた乗越たかお氏の「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド」(祝・増刷=非常に面白いガイドブックです)が「バレエレッスンの何とか」とか「社交ダンスの何とか」とかいう本と一緒に並んでいるのを見て、そりゃ違うだろと思ってしまったのだが、本屋には「バレエ」という棚があるとしたら、そこにダンス関係はすべて押し込められてしまう……それはどうにかならないものだろうか。私の主観的な思い入れでは、コンテンポラリー・ダンスは、バレエよりも現代アートに近い。パパタラもね。
本屋の面白みのなさは、「映画」「演劇」「文学」「人文」といったジャンル分けが平然とまかり通っているところだ。最近「サブカル」なる棚が浸透してきたが(TH Seriesもここに分類される場合が多い)、言ってしまえば既存のジャンルに分類できない際物がここに集められる。「サブカル」の成立は、既存のジャンル分けの崩壊を意味しているのだ。ここはジャンルではなく趣味趣向に合わせた棚作りができないものかのう。前衛系とか、保守系とか、ヤバメ系とか、癒し系とか、ゴシック系とか、凡庸系とか……セレクトショップの集合体みたいな本屋(ヴィレッジヴァンガードがちょっと近い)。そういう大型書店(大型がいい!)あったら面白いと思うけど(伊勢丹メンズ館の成功を見習って!)
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