草間彌生展
東京国立近代美術館。
慣れとは恐ろしいものだ。
最初見たときは気色わるッって思ったけど、あちこちで目にする機会を得、
そして森美術館のクサマトリクスのときは、あんまり毒が感じられず、ちょっと物足りなかったりもした。
なんかこう、ゲロゲロゲロに圧倒してくるものを期待してしまっていたんだけど……。
その点、今回の回顧展は、絵画などの作品とインスタレーションがいい感じのバランスで、
奥へ奥へと進んでいくごとに異なる空間があらわれ、
まさに草間のうねうね宇宙(いや内臓かな)を探検しているような気分が味わえた。
いちばんゲロゲロできたのは、床に水を張り発光ダイオードがいくつもぶら下がった鏡の部屋かな。
ただでさえ平衡感覚がおかしくなる空間なのだが、入口で「周囲は水になっているので気をつけて下さい」と注意されるがために、
落ちてはイケナイという意識が高まり、よけいに目眩をおこしそうになる。
悪魔の囁きだぞ、あれは。
列ができていても、必見。
ゲロゲロついでに目黒の寄生虫博物館をハシゴ。
なにが驚いたって、他にも人が入っていたこと(笑)。
しかも売店があり、いろんなグッズが売っていて、店番がふたりもいたこと(笑)。
おそれいりました。
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