トーキングヘッズ叢書No.24「少年×タナトス」いよいよ発売です
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ストーリーとかはこちらを見ていただくとして、
これはいい映画である。
いい映画であるが、ん〜〜、アンゲロプロスのマジックには目が肥えてしまっているのだろうか、このカメラワークだとここから人が登場して、とか、あっちの方に何かが見えてきて、だとか、そんなレトリックが透けて見えてしまって、いまいち興に乗れなかった部分がある。
個人的には、あと、終わり方にもうひとつアンゲロプロス的マジックが欲しかったなぁ。
祝祭空間にふたたび悲しみを投げ込むとか、シュールリアルな超常的なシーンを加えるとか。
涙だけじゃふつうのメロドラマじゃん。
とはいってもアンゲロプロスは、その名で私を映画館に足を運ばせる唯一の監督ではある。
ちなみにアンゲロプロスもつくづくA感覚だなぁと思った。
(くわしくは次号参照)
タルコフスキーもそうだし。
まぁ、そういうのが好きだということね、私は。
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渋谷の人形ギャラリー・マリアの心臓で「少年愛の美学」の展覧会があるとのことで
まずはともあれ覗いてきました。
佐吉コレクションからということでどこかお会いした子ばかりでしたが
相変わらず人形が天井近くからも見下ろす倉庫のようなスペースで……
恋月姫の天草四郎を中央にで〜んと置いて欲しいなぁ、とか思ったり。
可淡に再会。中里絵魯洲も面白い。
現代作家以外には昔の少年ものも。
1000円。
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