児嶋サコ@SPEAK FOR
coming soonとして一度ご紹介しました。
実際に足を運んだのでご報告。
児嶋サコの飼っていたハムスターはお亡くなりになってしまったらしい。
今回の展示もハムスター中心だが、あのかわいい動物に対するアンビヴァレンスな感情が
児嶋の作品にはみなぎっていると思う。
つまり、かわいい、かわいいけどちょっと握りつぶしただけで簡単に殺してしまえそうな、そんな誘惑。
その忌むべき感情を呼び覚まされ、言い当てられたわれわれは、背筋をぞっとさせられながら、そのシーンを夢見てしまう。
実際、アクリル(かな?)のペインティングにはそんな残虐っぽいものもあって、
児嶋の飼っていたハムスターがどのようにお亡くなりになったのか、ちょっと心配に……んまぁ実際にそんなことはないだろうけど。
あと、児嶋の作品で惹かれるのは、目の表現ですね。
目がよく強調される。ハムスターに扮した写真では目は青緑に光り、ちっちゃくハムスターが隠れている油絵でも、その目は光っているように見える。
ハムスター以外でも、円環状のイヌも目はぎんぎらぎんだし。
オブジェ、油絵、写真、ビデオと多彩な展示。
7/9〜24、代官山・ギャラリーSPEAK FORにて。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント