正月から「人形霊」
あけましておめでとうございます。
といっても新年だからなにをどうこうするわけではなく。
近所の寺の除夜の鐘を聞きながら、韓国映画「人形霊」のビデオを見てました。
まぁ、人形が怨念を持って人を襲う、というよくある話だが、
この人形が球体関節人形なのである。
古い日本人形とかならともかく、ボークスのドルフィーみたいなのがズラリと並んでいるのである。
コワイ……ってゆーよりも、カワイイぞ、これは。
ボークスは韓国でもイベントとかしているので、その手の文化が伝わっているのは確かだろうし
最初登場する人形は和服なので、明らかに日本文化を引用して作られている。
でもね、球体関節人形といったら、日本の作家さんって、もっとグロくてフェチなものを作っているじゃない。
なのになぜことごとくドルフィー風?
ホラーとしてそのあたりから間違っているというか、人形の側に感情移入できてしまう人形ホラーというのも珍しい。
日本じゃできない——いや日本でもそういう発想出てきてほしいというか、出てきてしかるべきだと思うが……うーん、こういうのって日本のマスのメディアにはまだまだ乗らない。
そういうのを利用するうまさは、やはり韓国の方が上ということか。
脚本はたいしたことない。
もっとどうにかしろよと思うが、それだけにこの映画が持つ人形というアイテムへの偏愛が強く感じられたりする。
なにしろ製作費の5分の1は人形に費やされたらしいのである。
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