朝から夜中まで@フィルムセンター
京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターでは、「ドイツ・オーストリア映画名作選」を上映中(3/26まで)。
1/31〜2/5は、無声映画を伴奏付で上映した。
「巨人ゴーレム」と「朝から夜中まで」を見たが、
「巨人ゴーレム」は、まぁ、まだ普通といった感じ(ゴーレムがかわいいんだな、これが。買い物かご腕からぶら下げて買い物にいっちゃうのだ)。
表現主義映画の傑作「朝から夜中まで」は、さすが評判にたがわず、建物からトビラから窓から階段から何から何までひしゃげて曲がっていた。
ちょっと風邪ひいて熱っぽかったのだが、もしかしたらスクリーン以上に歪んで頭の中に投影されていたかも……。
あれだけ歪んでいても、トビラはちゃんと開閉するしなぁ。リッパです。
ストーリーはたいしたことない。
女に目が眩んで大金を横領した銀行の出納係が主人公なのだが、単純なコメディ以外のなにものでもなく、
その点、同じ表現主義映画「カリガリ博士」のような読みの深さは要求されない。
でもこのセットはすごい。セットだけで笑えるのも珍しい。
テンポもいいしね。
こういうの好きだなぁ。
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