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2006.04.05

藤田嗣治&花より工芸&常設展@東京国立近美

藤田嗣治の白はやはりとても素晴らしい。
そしてあの線の微細さ。
特に初期の10年代後半の作品の顔の歪み方がよいなぁ。
南米旅行・帰国・戦争画・そして再びパリに渡っての子供の絵。
もう、盛りだくさんでゲップが出ます。

だけどそこでゲップしてちゃいけないのが近美で、ちゃんと常設展もまわんなきゃね。
今回目を引いたのは、3階の浜田知明と岡上淑子の特集展示。
浜田の絵、岡上の写真コラージュは、シュルレアリスム的な香りぷんぷんで、
こういうのに出会うととてもいい気分になってしまう。
(結構、題材は暗くてシニカルなんだけど)

工芸館の「花より工芸」も、月並みなタイトルに騙されてはいけない。
新収蔵作品を中心とする所蔵作品展だが、
何年か前の人形展の際に購入したと思われる、吉田良、四谷シモン、そしてベルメールなども拝める。

日曜に行ったけど、藤田展もスゴい混んでいたとはいえ、絵に近づけないほどではなかった。

5/21まで。

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