トレヴァー・ブラウン@渋谷ルデコ
いやぁ、やられました。素敵だ!
TH No.28で予告したトレヴァー・ブラウン久々の東京での個展が始まっている。
場所は前回と同じく渋谷のギャラリー・ルデコ。
黒い壁。そして床一面に黒い風船(!)
その洞窟のよう(?)な空間にラバー少女の絵がずらり33点。
さすが他のギャラリーの誘いを辞してこの場所を再び選んだだけあって、すごくいい雰囲気でしたよ。
ラバーで目隠しされ、手足も拘束された少女……その少女が救いを求めるように顔を上げた先には拳銃が……っていうのはありがちなシチュエーションだが、その拳銃がペニスの形になったとたんに、そのシーンの意味するところが180度変わってしまう。
それが拳銃なら、少し空けられた唇は命乞いをするためだと考えられようが、それがペニスになった瞬間に、……。
どこをどうやって発想すれば、そんなことを思いつくんだ、トレバー・ブラウン!
まいりました。
トレヴァーの絵は、ちょっと凹んでたりちょっと出てたりちょっとダブついていたりとか、そういう微妙なニュアンス、細かなところへのこだわりがすごく徹底していて、それがまた、シニカルなシチュエーションをよりいっそうリアルなものにしているんだろうね。
しかも今回のテーマは「ラバー」!
そのこだわりの筆致がフェティッシュなシチュエーションをよりいっそう盛り立てる。
印刷ではなかなか味わえない細やかな筆のタッチ、色彩の艶やかさが味わえるのもまた原画ならではで
ここはこんな色だったんだ、とか発見することしばしば。
やっぱりトレヴァーのは原画で見ておきたいですねー。
もちろん手元には作品集も!(展覧会に合わせて新刊「RUBBER DOLL」発売中)
会場ではトレヴァー氏も常駐してます!
日曜(1/28)まで!!
これだけの点数見れるのは結構おトク、てゆーか、狭いギャラリーでは味わえない充実感なので、てゆーか、トレヴァー自身も今回のは特にお気に入りのテーマだそうなので、お見逃しないよう!
トレヴァー・ブラウン作品展「Rubber Doll」
トレヴァーHPhttp://www.pileup.com/babyart/←NEWSに個展情報あり
[個展DMのウラ]
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