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2007.03.13

こやまけんいち&西牧徹@三越前

場所うろ覚えで出かけたので、店の前で携帯でmixiチェックしてしまいました(こういうとき便利)。
だって、オモテに展示しているとかそういうの全然書いてないんだもの。

こやまけんいちと西牧徹の2人展
地下鉄銀座線・半蔵門線の「三越前」駅、A4出口に出る途中にある喫茶「木屋」にて。

入口は狭いけど、中は結構広く、奥にある一画がギャラリースペースになっている。
こやま氏のは、人物の絵を切り抜いて立体的に仕上げた作品。
これがまたカワイイのだ。
しかも血流してるし。イケナイ遊びしてるし。
こんなフツーの茶店なのに、いいんだろうか、この表現。
でもとってもステキです。ラブリーです!

西牧氏のは、ふつーっぽくてファンシーっぽいクマさんの絵だが、
でもなんか、クマさんらしいかわいさではない、というか
あの、ロングブーツはいてケーキ踏んづけている女の子が、そのクマの着ぐるみ(?)の中に入っているようで、ミョーに危険な想像をさせてしまいます。
なんででしょー。

あと何がスゴいって、この店の自動ドア。
古びた木製の開き戸が向こう側にぐうぉんと開くのだ!
(ヨコにスライドするんじゃないのだよ)

3/15(木)まで。
こやまけんいちhttp://blog.livedoor.jp/illegirl/

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2007.03.12

ドリンク&ライブラリー・カオリ座

Dscf0124中央線各停・大久保駅、開けているとは言えない南口、改札を出て左に出るとすぐに、名曲喫茶・ドリンク&ライブラリー「カオリ座」の看板がある。
あまりに怪しすぎる古びた雑居ビルの地下、でもこりゃ怪しすぎだろー、しかも地下に降りれば、その向かいのバーには指名手配犯の張り紙(汗)。
でも勇気を振り絞って扉をあけよう。
きっとちょっと派手めな女の子が出迎えてくれるはず!

「カオリ座」は、もともと高円寺にあった「カオリナイト」が移転してきたお店。
3/1にオープンしたばかり。
写真評論家の飯沢耕太郎氏が著書「危ない写真集246」で紹介した写真集を始め、ちょっとお目にかかれない異端な写真集や富士見ロマン文庫などを揃え、自由に閲覧できる。
ギャラリーとしても写真展などをおこなうほか、入場料制だった「カオリナイト」に対し、「カオリ座」は喫茶店としてドリンクやアルコール、軽食が楽しめるようになった。
結構居心地いいですよ。
変な空間だし。
飯沢氏も、ときたま顔を出すようです。

Dscf0119_1

営業時間=12時〜22時(土曜、日曜、祝日は14時〜)
火曜定休
電話=03・3368・6548

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2007.03.10

佳嶋・輔老みづき・ミヤケ千夏3人展『想耽2』

スパン・アートギャラリーでは
佳嶋・輔老はずき・ミヤケ千夏の3人展『想耽2』。

佳嶋は相変わらず洗練されたフォルム。
新作は腕の代わりに羽根がついた人間だが、腰のくびれから腿へのラインがやはりいいねぇ。
その羽根がまた、ちょこっと控え目なので、余計にそのラインが際立つというか。
あと、くすんだ系の微妙な色使いやボケた輪郭はやはりオフセット印刷だとなかなか出ないから、
コンピュータで描いているとはいえ、出力を見るのはいい。

輔老はずきは、小さな作品。バストアップのカワイイ肖像がずらりと並ぶ。

驚いたのはミヤケ千夏。
いままではどちらかというと、昭和レトロで、夢や幻想を描いていたような印象だったのだが、
今回の作品は「lynch」のシリーズ。
デヴィッド・リンチへのオマージュかと思ったら、そのものずばり私刑の「リンチ」なんだと。
でも悲壮感がないというか、むしろリンチされてなんとなくウットリ、みたいなM的感覚も見え隠れする。
しかも暴力シーンそのものを描くのではなく、リンチの予告の手紙を受け取ったシーンなど、リンチをめぐるさまざまなシチュエーションを、あくまでもひとりの人物の顔メインで背景を抽象的に描いている。
そのあたり、日常的なものではないファンタジックな物語性を感じさせて、そのファンタジックさと「リンチ」という暴虐な素材がいい塩梅で不思議なおかしみさえかもし出しているのだ。
人物の顔に力強さがあるのが、さらにいい。
このシリーズはもっと描いていきたいとのことなので、楽しみ。

で、この3人展は今日まででした。

佳嶋http://www.ne.jp/asahi/kashima/echo/
ミヤケ千夏http://www1.odn.ne.jp/~cav74200/

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2007.03.06

マヤ・ヒュイットとか

マヤ・ヒュイットが東京滞在中に制作したインスタレーション的作品。
イノセンスというか、松井みどりに倣って言えば未成年ふうというか、
絵柄的には嫌いではないのだが、でも、なんか、なんか足りないかなぁ……という印象が……。
わたし的には、もっと日常捨ててダークなとこへ行ってもいいような気が。
でもまぁ、それはわたし的な意見だけど。
マヤ・ヒュイットの作品いろいろ見ているわけでもないし。
追ってみたい作家ではある。

3月11日(日)まで、大塚のMISAKO & ROSENにて。
http://www.misakoandrosen.com/

松井みどりと言えば、水戸芸術館でやっている
「夏への扉 —— マイクロポップの時代」展。
なんでいまさら「夏への扉」なんだろう……とか、いちおう見ておきたい企画である、が、まだ見てません。
5月6日(日)までなので時間あると言えばあるが。

銀座のヴァニラ画廊ではメディカル・アートのロマン・スロコンブ展、
スパン・アートギャラリーでは佳嶋・輔老みづき・ミヤケ千夏の3人展『想耽2』やってますね。
いずれも3/10まで(どっちも行くのはこれからです……)。

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