TH新刊、澁澤、LLL、グロッテスコ
TH No.30「禁断のフランス・エロス」いよいよ書店に並び始めました!
フランスの異端文学・アート・映画のガイドブックにもなってますので
いろいろな作品との出会いにご活用していただけると、たいへんうれしく思います!
[くわしくはこちらで!]
今回は巖谷國士氏と山口椿氏のロング・インタビューを掲載したが
そのうち巖谷氏へのインタビューは、
埼玉県立近代美術館で始まっている「澁澤龍彦 幻想美術館展」を入口に、澁澤やフランス文学について聞いたもの。
その「澁澤龍彦 幻想美術館展」にようやく足を運ぶ。
澁澤が少年時代目にしたであろう風景から、死後澁澤に捧げられたオマージュ作品までを集めたユニークな展覧会。
澁澤が言及した絵画なども数多く展示され、点数の面でも充実したものだが、やはりその中でも目を引いたのは傍系シュルレアリスムの作家と、青木画廊系の幻想画家のコーナー。
すでに目にしたことのある作品も多かった中で、上記のコーナーはひときわ興味を惹かれた。
5/20(日)まで。
ちなみにGW後半から「禁断のフランス・エロス」も埼玉県立近代美術館のミュージアムショップに並ぶ予定。
LOVE LIFE LIVEは結成1周年を迎え、結成の発端となった渋谷のギャラリー・コンシールにて記念ライブ(4/29)。
なんと、7組の若手お笑い芸人を招き、司会にマメ山田を立ててのお笑い&ライブで、芸人のファンも数多く訪れ、会場の雰囲気はちょいといままでと違った感じだった。
でも各芸人に怖じ気づかないmiu氏のMCは、さすが北浦和のライブハウスでおやじに絶賛されただけのことはあるか(笑。
なかなか好評だったようで、第2弾もあるかも。
グロッテスコ△セフィラーの「水底にて炎まといし門開き」(4/30)。
今回は公演ではなく「儀式」という試みだったのだが、暗い空間に大音量のノイズ、火も焚かれる熱狂的なパフォーマンス。
でも「完全体感型」の「儀式」というからには、観客の意識をもトランス状態に巻き込むものを目指したのかもしれないが、うーん……面白くはあったが。
観客のすぐ側で燃える火は危険そうだったけど(笑——てゆーか、それを消す水で私は濡れた)、パフォーマンス自体は危険な魔力には乏しい気がした。
冒頭、本格的なパフォーマンスが始まるまでの時間が長く、退屈気味だった人も多かったように見受けられたが、最後、燃えている火が消え暗闇になるのをじっと待ち続ける時間は、結構よかった。
あと冒頭、「動」を選んだ観客は中央の舞台の回りをぐるぐる回らせられたのだが(残りの観客は座って瞑想する)、そうしながらその中央舞台上のパフォーマーの動きを見るというのも、なかなかいい体験。こういうパフォーマンスの見せ方もいいかも。
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