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2007.07.22

ゴシックイベントに潜入

ライブハウスでのゴシック企画。

思いもかけずオーラルヴァンパイアを見ることができる。
実はTH No.30「禁断のフランス・エロス」にこっそりヴォーカルの写真が載っていて、
166-167ページの堀江ケニー氏の写真がそれ。
ノリノリでお茶目で面白いステージでした。
http://www.auralvampire.com/

で、お目当てだったのはRose de Reficul et Guiggles(ロウズ&ギグルス)。
バンドではなく基本的に演劇なのだが
ヴィクトリア調&頽廃の徹底的に作り込まれたヴィジュアルのセンスと
しかしその耽美的な世界に安住しないアナーキーな暴力性はインパクト大。

即興的な無言劇にノイジーな音楽、悲鳴に近い歌。
そこにある感情の暴発が、予定調和に終わってしまう舞台にはない
心の根底を揺さぶるような魅惑をかもしだしているんです。

http://www.victorian666.com/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=992795

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2007.07.17

台風明けのサーカス

とても久しぶりの書き込みになってしまった。
美術館に関してはどこで何やっているやら浦島太郎の状態で…
松濤美術館の大辻清司展が最終日だったので足を運ぶ。
だがまぁ、やはりちょっと古臭い印象が否めず、
こういう実験性は頭で理解できても、
感情的にいま何かを残すものがない。
うーん、メディア論的なアプローチ自体が
いま風でないのかも…。


去年に引き続き台風に見まわれたサディスティックサーカス。
どっかに雨女ならぬ台風女、もしくは台風男でもいるのだろうか…。
今回はとりわけ緊縛が印象的だった気が。
ノリノリで変幻の縛りを見せる龍崎飛鳥、
浅葱アゲハの身体からにじみ出てくる
生命のうごめきの美しさ。
どちらも縛られ役の肢体が細身で、
そのか弱さがまた萌えさせましたね。

ほかは、乱による驚きの花電車などアソコを使った秘技、
早乙女宏美のハラキリ+クビキリなど、
身体の神秘性というか面白さというか、
そういったものをあらためて実感させてくれた一夜だったかなぁ。


無理矢理つなげるわけではないが、
今月末発売のTHの新刊「拘禁遊戯」も、
緊縛特集ではないのですが、図らずも
従来のSMとは違う縄と身体が生み出す美を
垣間見せるものになっています。
→詳しくは[こちら]

この号の目玉のひとつは
鳥肌実の撮り下ろし写真&インタビュー(表紙も鳥肌実)でしょうが、
明智伝鬼×有末剛×雪村春樹といった縄師の競演に、
斎藤芳樹×中村きょう×渡邊安治×堀江ケニーといった
異端&耽美的な写真家の競演も
なかなか見応えがあると思います。

ぜひご覧ください!
(上記サイトで通販も予約受付中)

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