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2008.05.05

束の間GW・奇想巡り

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樋口ヒロユキ氏が始めた
「夕顔楼トークサロン」のゲストに呼ばれて
GWの民族大移動の波にもまれながら関西へ。

TH最新号「奇想ジャパネスク」でも取り上げた
河鍋暁斎の展覧会が京都国立博物館でやっていて
ありがたいことにトークの日程をその開催期間中に設定してくれたので
大阪に入る前に京都で下車。
ここでも人の波波波。
だけど目の前の京都タワーの中はまったく閑散としていて……
でもその3階の本屋には、映画と書かれた棚に
「トーキングヘッズ」というインデックス付き(!)でバックナンバー完備しているので
京都観光の帰りにお土産とともにどうぞ!

で、バスの列に並ぶのがイヤだったので博物館まで歩き、暁斎鑑賞。
奇想っていうのは、上手いのに変なのを描くところがいいんだなぁとか思ったり。

あまり時間がなかったので、
京都は寺町通・蛸薬師下ったところにある
ランダムウォークだけ覗く。
(いままで行ったことなかったので)
基本は洋書屋だが、1階奥にTH最新号がどんと積んであって
バックナンバーもずらり。
ありがたいものです。
品切れになった「ゴシック・テイスト」も2冊あった。

ランダムウォークは心斎橋とか店閉めてしまったので
京都は頑張ってもらいたいものです。
間口狭くてわかりにくいんだけど。。。

その後「トークサロン」の会場目指して大阪ミナミへ。
すぐ近所には大人のおもちゃの店が堂々と営業している、
そんな一画にある昭和レトロな妖しいビル。
でかいビルで、2階だけで何十軒というバーがひしめき合う。
夕顔楼はその中の1軒で、中は壁面鏡張りの赤い空間。
あやしー。あやしすぎ。

トークは、樋口氏のさすがの手腕で、
立ち見どころか廊下に人があふれる大盛況。
トーク終了してもほとんど帰る人がおらず
かなりの熱気でしたね。
THの、海外文学特集していたころからの読者だという方が何人かいて
驚きました。
いやとてもありがたいものです。

夕顔楼はまた行ってみたいなぁ。
そのすぐ上がリーズナブルなホテルだというのが、また楽で魅力なのだ。

翌朝は早起きして、
名古屋からさらに約1時間の豊田へ。
女子高生殺されたとこですね……。

目当ては豊田市美術館のフジイ・フランソワの個展。
もう少し早く知っていたら「奇想ジャパネスク」で取り上げたのにぃ
というほどの、この人も奇想の人。
てゆーか、まとめて作品を見たのはこれが初めてだったので
あらためて取り上げればよかったと後悔したというか……。

若冲など奇想の日本画を借用しながら
さらにそのうえの奇想をいく、というか
「にわにわにわにわとり」という絵は、
二羽のニワトリの絵の中に
「わに」を潜ませた作品で、
つまり「にわにわにわにわとり」の言葉の中に「わに」があるからなのだそうだが
そうした言葉遊びが楽しい作品を数多く作っている。
しかも、ニワトリの絵は若冲の絵を引用したものだったりして
暁斎もそうだけど、伝統的な画風の中でやるから
よけいにおかしいんだよね。

ちなみにフジイ・フランソワは、れっきとした日本人女性。
最初は、日本文化をよく知っている外人がいたもんだーと思ったものだよ。
同姓同名がいると知り、
自転車に付けていた名前「フランソワ」をそのまま自分の名前にしたのだそう。

それにしても豊田市美術館は
すごく長くて急な坂の上に立っていて
歩くのがたいへーんだったのだが
よく考えてみると、豊田市は天下のトヨタ自動車の街。
みんな車なんだなーきっと。
この美術館は現代美術においても結構面白い企画をやっているし、
施設も、ひろーい池みたいなのもあったりしてなかなかぜいたく。
これもトヨタのおかげなのか?

2〜30分に1本しかない、しかも2両編成という肩身の狭い電車に乗って
自動車王国をあとにしたのでした。

写真は、豊田市美術館の人工池。

豊田市美術館
http://www.museum.toyota.aichi.jp/

フジイ・フランソワの大阪・Oギャラリーeyeでの個展の様子
(タイトルに注目してね)
http://www2.osk.3web.ne.jp/~oeyes/i01.html


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