2008.05.05

束の間GW・奇想巡り

Sa3b0001

樋口ヒロユキ氏が始めた
「夕顔楼トークサロン」のゲストに呼ばれて
GWの民族大移動の波にもまれながら関西へ。

TH最新号「奇想ジャパネスク」でも取り上げた
河鍋暁斎の展覧会が京都国立博物館でやっていて
ありがたいことにトークの日程をその開催期間中に設定してくれたので
大阪に入る前に京都で下車。
ここでも人の波波波。
だけど目の前の京都タワーの中はまったく閑散としていて……
でもその3階の本屋には、映画と書かれた棚に
「トーキングヘッズ」というインデックス付き(!)でバックナンバー完備しているので
京都観光の帰りにお土産とともにどうぞ!

で、バスの列に並ぶのがイヤだったので博物館まで歩き、暁斎鑑賞。
奇想っていうのは、上手いのに変なのを描くところがいいんだなぁとか思ったり。

あまり時間がなかったので、
京都は寺町通・蛸薬師下ったところにある
ランダムウォークだけ覗く。
(いままで行ったことなかったので)
基本は洋書屋だが、1階奥にTH最新号がどんと積んであって
バックナンバーもずらり。
ありがたいものです。
品切れになった「ゴシック・テイスト」も2冊あった。

ランダムウォークは心斎橋とか店閉めてしまったので
京都は頑張ってもらいたいものです。
間口狭くてわかりにくいんだけど。。。

その後「トークサロン」の会場目指して大阪ミナミへ。
すぐ近所には大人のおもちゃの店が堂々と営業している、
そんな一画にある昭和レトロな妖しいビル。
でかいビルで、2階だけで何十軒というバーがひしめき合う。
夕顔楼はその中の1軒で、中は壁面鏡張りの赤い空間。
あやしー。あやしすぎ。

トークは、樋口氏のさすがの手腕で、
立ち見どころか廊下に人があふれる大盛況。
トーク終了してもほとんど帰る人がおらず
かなりの熱気でしたね。
THの、海外文学特集していたころからの読者だという方が何人かいて
驚きました。
いやとてもありがたいものです。

夕顔楼はまた行ってみたいなぁ。
そのすぐ上がリーズナブルなホテルだというのが、また楽で魅力なのだ。

翌朝は早起きして、
名古屋からさらに約1時間の豊田へ。
女子高生殺されたとこですね……。

目当ては豊田市美術館のフジイ・フランソワの個展。
もう少し早く知っていたら「奇想ジャパネスク」で取り上げたのにぃ
というほどの、この人も奇想の人。
てゆーか、まとめて作品を見たのはこれが初めてだったので
あらためて取り上げればよかったと後悔したというか……。

若冲など奇想の日本画を借用しながら
さらにそのうえの奇想をいく、というか
「にわにわにわにわとり」という絵は、
二羽のニワトリの絵の中に
「わに」を潜ませた作品で、
つまり「にわにわにわにわとり」の言葉の中に「わに」があるからなのだそうだが
そうした言葉遊びが楽しい作品を数多く作っている。
しかも、ニワトリの絵は若冲の絵を引用したものだったりして
暁斎もそうだけど、伝統的な画風の中でやるから
よけいにおかしいんだよね。

ちなみにフジイ・フランソワは、れっきとした日本人女性。
最初は、日本文化をよく知っている外人がいたもんだーと思ったものだよ。
同姓同名がいると知り、
自転車に付けていた名前「フランソワ」をそのまま自分の名前にしたのだそう。

それにしても豊田市美術館は
すごく長くて急な坂の上に立っていて
歩くのがたいへーんだったのだが
よく考えてみると、豊田市は天下のトヨタ自動車の街。
みんな車なんだなーきっと。
この美術館は現代美術においても結構面白い企画をやっているし、
施設も、ひろーい池みたいなのもあったりしてなかなかぜいたく。
これもトヨタのおかげなのか?

2〜30分に1本しかない、しかも2両編成という肩身の狭い電車に乗って
自動車王国をあとにしたのでした。

写真は、豊田市美術館の人工池。

豊田市美術館
http://www.museum.toyota.aichi.jp/

フジイ・フランソワの大阪・Oギャラリーeyeでの個展の様子
(タイトルに注目してね)
http://www2.osk.3web.ne.jp/~oeyes/i01.html


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2008.04.19

陰嚢のサイズを測るハムスター

今日はなんだかいろいろ見て回った。。のでメモ。

●東京都写真美術館。
「シュルレアリスムと写真」
んまぁ、こんなもんだろう。
何度も見たものが多いので、復習の時間って感じ。

それに対して「マリオ・ジャコメッリ展」、
これはなかなかスゴかった。
思い切りコントラストの強いモノクロ写真なのだけれど
老人や司祭、ホスピスなど、
モチーフには死の匂いがぷんぷん漂う。
黒服が習慣の村に出かけたり、また司祭の服もそうだけど
黒に対する執着はなみなみならぬものがあり
ゴシック好きにもオススメでは。

入ってすぐの最新作からして強烈パンチなんだなぁ。
これの方がよっぽどシュルレアリスム。

●銀座・資生堂ギャラリー。
椿会展。やなぎみわ、塩田千春、丸山直文、袴田京太郎。
やなぎみわは、少女と、その少女を老女化させた写真の対比。
やなぎも死を遠く見据える。

塩田もそうで、鉄の立方体の鉄枠の中に、
糸でがんじがらめにされた服や鏡やレンズなど……。
それらは宙に浮いているようで、
時空間が止まったままの過去の瞬間が目の前に出現したかのよう。
やはりそこにも永続する死の気配。
小さな作品だが、塩田の作品はやはりスケールの大きさを感じさせる。

塩田千春はこの6〜9月に、大阪の国立国際美術館で個展があるらしい。
大阪かぁ。

●銀座・ヴァニラ画廊。
浅葱アゲハ展。
ガリガリの少女の絵。
コンピュータで着彩されているようだが、そのフラットな塗りが
見るも無惨な少女の身体のグロさを中和させていていいのかも。

●新座・ガーディアン・ガーデン。
グラフィックアートひとつぼ展。
北村理枝子は、なんとなくやなぎを彷彿とさせなくもない写真作品だが
少女をモデルに奇妙な世界を作り出しているところがかなぁ。
こちらは老婆になるのではなく、動物に扮するのだけど。

原田俊二は「それぞれの情事」と題した連作の絵なのだけど
これがまた、獣と人が、獣のようにヤッていたりするのである。
それが絵本のような絵で描かれているところが面白い味。

●白金・高橋コレクション。
藤田桃子展。
初めて見たのだが、これもまた黒くてデカくて
抽象というのではなく、黒い雲のような固まりの中に怪物のようなのがいたり。
迫力。

●白金・山本現代。
児嶋サコ展。
相変わらずのハムスター的小動物の数々。
しかもパワー相変わらず。
絵もいいが立体がまたよくて、
小動物の後ろから大きな手が伸びて首を絞めているブロンズ像とか
下半身が女性の足になった等身大石膏像とか。

小さい作品では、
お馴染みの針のむしろになった小動物もあるし、
ワインのコルクにちょこんと小動物が向かい合わせに座って
でもその片方の陰嚢が異様にデカくて
その陰嚢をもう一方がコンパス当てて大きさを測っている(?)という、
そんなのもあって、これには惚れた。
表情がまたとても可愛いのだ。

さすが最終日、売れてたけど思わず値段を確認。
初日のパフォーマンス見逃したのが残念。

動物特集というのも、そのうちいいかもね。
愛と憎しみの動物特集。

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2008.02.16

甲秀樹、安楽寺えみ

いずれも今日より個展開催。

甲秀樹は、少々いつもより幼く無垢な感じの
少年の肖像画を眺めながら進んで行くと、
奥には黒い布で仕切られた場所が…。

その布をくぐると…きゃー!
そこにいるのは両性具有の人形!

しかもなんとも緻密に作られた股間(つまりぺ○○とヴ○○○)を、
これ見よがしに晒しているのである。

しかも……もしかして上着に隠れて見えないかもしれないが……
ほんのり膨らんだ胸が、またとても萌えさせる……!

その人形の正面に置かれているのが、
少年人形2体を絡ませたうえに、ボックスで部屋まで作り上げた大作。

しかもその部屋には、
先程の両性具有人形を描いた油絵がかかっている…!

人形2体に絵までセットになった贅沢な作品なのであった。

2/27まで、渋谷・ポスターハリスギャラリー。
http://posterharis.com/gallery/

*****

安楽寺えみは……言葉ではうまく言えないが、
ヤバさを感じさせる写真群。

杖や球体(口枷だったりするが)などを絡ませた女体だが、
なんだかヤバいのである。

表現が危険、という意味ではなく、
心の中にグサリと入ってくるというか、
危うい挑発を感じてしまうというか……。

たぶんそこにあるのは、よくあるSMとかフェティッシュとは違う、
というか、そういうのを超越した地平から出現してきた
濃厚なフェティッシュであり
それに眩惑させられてしまうがゆえに
ヤバさを感じてしまうのだろうか……。

カメラと被写体の距離感がまた、フェティッシュなんだなぁ。

3/30まで、表参道・RAT HOLEギャラリー。
http://www.ratholegallery.com/exhibition.html

*****

駆け足で両者を観た後、
堀江ケニー氏に会って新作写真などを見せてもらう。

安楽寺のがこちらに迫ってくる迫力なら、
ケニー氏のはやはり、吸い込まれていきそうな引力。

静謐な雰囲気にトリップさせられるのだな。

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2007.12.09

なんだかいろいろいろいろ……

師走になってますます慌ただしいですね……。
あれやこれや。

こやまけんいちさんその他大勢のグループ展
『クリスマスに願うこと』〜カンバスとヒトガタに封じられた少女たち〜は、
もう今日で終わってしまいましたね。。。
(@ロイサルサロンギンザ)
あの広いスペースが、とても賑やかに飾られた見応えたっぷりの展示でした。
6日間しかやらないなんて、もったいない!!
もっと時間かけて見れればよかったなぁと後悔。
http://royalsalon-ginza.web.infoseek.co.jp/gall/20071204.JPG

同じ銀座のスパンアートギャラリーの通称「アリス展」は
まだやってますね。15日まで。
これも出品作家の多い充実した展示でした。
http://www.span-art.co.jp/
TH No.32「幻想少女」でもカラー4頁で紹介してます。

さらに同じく銀座ガーディアン・ガーデンでは
チャリティー企画「お茶にしませんか?」
クリエイターのオリジナルカップ&ソーサがずらり。
上田風子さんも出してます。
http://www.recruit.co.jp/GG/

ポスターハリスギャラリーのグランドオープン第1弾
天妖〜東學 墨画展は今日からですね。1/16まで。
レセプションパーティは15日。
http://posterharis.com/gallery/index.html
妖しい和風。

映画「ホッテントットエプロン−スケッチ」
シネマアートン下北沢で12/14までレイトショウ。
昨日の初日、七里圭監督と人形作家・清水真理さんとのトークのぞいてきました。
人形ファンはもちろん必見ですね。
http://www.hottentotapron.com/
七里監督は「眠り姫」「マリッジリング」と3作も東京で同時公開中。

横浜美術館では「GOTH展」
12/22〜3/26ですね。
http://www.yaf.or.jp/yma/

横浜では、そごうで西牧徹さんがkiemquのシリーズでグループ展やりますね。
1/22〜28

NORI子の部屋第4回「年忘れ ホラーな夜……かも。」は12/26(水)
@高田馬場・タナトス6
ゲストに御茶漬海苔、野口千里、児嶋都。
忘年会もあり!
またあらためて詳報しましょう。
http://thanatos6.jugem.jp/?cid=25

大久保駅南口のカオリ座では「真珠子展〜歌声キャバレー」
12/15〜23
土日は歌声キャバレーになるとか。
展示は毎日。
あれ定休日なくなったんですか?カオリさん休みナシ??——あ、期間中だけ無休ですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/malaikanakupenda2000

Tokyo Decadance presentsのROSE PARTY
12/28オールナイト。
ロウズ&ギグルスの写真集出版を祝ってのスペシャル・パーティ。
http://www.victorian666.com/

大阪だから行けませんが
「フジイ・フランソワ展」@Oギャラリーeyes
1/7〜19
http://www2.osk.3web.ne.jp/~oeyes/

とりあえず告知等々でした。。。。。。

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2007.11.26

告知・NORI子の部屋vol.3/ゴシック&ロリータ解体新書!

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富崎NORI氏のプロデュースでおこなっているトークライブ企画「NORI子の部屋」。
第3回は、かの「エスカルゴスキン」編集長の西川祥子さんをゲストにおこなわれます。

私は西川さんと知り合って間がなく、何度かお話しさせていただいただけなのですが
一見ぽわんとしたゴスロリさんですが、なかなか観察眼鋭いところがあるというか、怖じけずかない行動力があるというか、見方が面白い人です。。。
NORIさんがそこをどんどん突っ込んでいくトークになるのかも……と思わないでもありません。

今週の金曜(11/30)、高田馬場のタナトス6にて。19:00オープンです。
ぜひお立ち寄り下さい!

===
富崎NORIプレゼンツ「NORI子の部屋」第3回

「“ゴシック&ロリータ解体新書!”
 ——ゴシック&ロリータのお話を中心に、
  いまだから話せるあんな話やこんな話を、聞いちゃいます!!」

2007年11月30日(金)
  19:00 OPEN、19:30 START(終了予定21:30)

ゲスト:西川祥子(元エスカルゴスキン誌編集長)

料金:1500円(1ドリンク付)

ゴシック&ロリータ黎明期からそのファッションに目覚め
また、冷静な観察者としてその動向を見守り続けている西川祥子さん。
エスカルゴスキン誌は短命に終わったものの
ファッションのみならずアートや音楽など
幅広いカルチャーシーンを取りあげ、いまだ伝説的に語られます。
その西川さんに、NORIさんがいろいろ聞いちゃいます!!

NORIさんからのメッセージ
「ゴスやロリィタのお洋服着てないと参加しにくい・・
 というお話も聞きますが、そんなことありませんよ〜。
 お仕事の帰り、学校帰りに普段着でお気軽に参加して下さいね」

詳細はhttp://thanatos6.jugem.jp/?cid=25

予約はこちら→[PC用][携帯用]

場所:東京・高田馬場・タナトス6
[地図][テキスト版場所案内(携帯向け)]


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2007.11.23

上田風子展@スパンアートギャラリー

Fuco
相変わらずこの少女たちは、無邪気にたわいもない遊戯にふけっている。
だが、「アクアリウム」というテーマが掲げられたのを見て、
月並みな言い方だが、
この少女たちは無意識の深海を泳いでいたのだと思い当たる。

たとえそれが「アクアリウム」というテーマの作品でなくとも、
茫漠とした背景は、距離感を喪失させる深海の水の揺らめきにも似ているように思え、
またスカートの内側など影の部分の青い色も
深海という場所の表裏を喪失した浮遊感を想起させる。

そしてそもそも、画面に飛散させられたしぶきは、
われわれがその深海の様子を汚れた窓から覗く訪問者であることを知らしめるのである。

まぁ、でも、そんな妄想はさておき。

今回の個展のふすまの作品は必見である。
両面に絵が描かれたふすま8枚で、小部屋を作ってしまったのである。
その内側に入れば、まさに上田風子の深海の宇宙を遊泳する気分に浸れるであろう。
この作品は大作であるがゆえ、
ここで見逃したらどこかで会えるという保証はまったくない。
迷わず銀座に足を運ぶべき。

12/1まで。

上田風子HP
http://www.geocities.co.jp/uedafuco/
(NEWSのページにふすま作品の写真あり。色はもっと青く鮮やか)

スパンアートギャラリーHP
http://www.span-art.co.jp/

ちなみにTH No.32「幻想少女」
カラー含めて10ページにわたって上田風子氏の記事を掲載しています。

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2007.11.05

小妻容子責め絵展とかとか

雑誌、しかもSM雑誌の挿画というと、なんか稚拙なイメージがあるかもしれないけど、意外とそうでもない。
というか、そこから膨らんでいくイメージがとても大切にされるので、結構いい絵に出会ったりするのだ。
しかも、写真で占められるようになる前の時代なら、なおさらである。

小妻容子は、1965年の「奇譚クラブ」への投稿を最初に、70年代からSM雑誌の表紙などを描き続けている画家である。
その稀代の責め絵師の展示が、東京・飯田橋の風俗資料館でおこなわれているのだが、
日本画家としての顔を持つだけあって、その原画の美しいこと!
透明感ある肌から滲む官能、刺青や縄の質感、細かな点描表現……しかもそのエロティシズムには、独特の気品がある。
こうした挿画の原画を観ることができるのは、非常に貴重な機会だ。

11/7(水)まで。500円。
ビルはきれいな感じではないが、中は整理されていて怪しくはないです。
会員制でふだん気軽にのぞけないので、こういう機会に行ってみるのもおすすめですね。
[風俗資料館HP]

■ヴァニラ画廊では、埜亜×メリユ×森馨の人形展「残酷な姫君の宴」が開催中(11/10まで)
一見、ヴァニラらしくない華やかな雰囲気だが、人形はかわいいけど、でも妖しいです。
てゆーか、かわいいからこそ罪なのか??

ヴァニラの来週は、いよいよTHでおなじみの古川沙織展ですね。
成功祈ってます。ドキドキ。

[ヴァニラ画廊HP]

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2007.09.20

富崎NORI作品集発売と記念イベント


富崎NORI氏の作品集「幻の箱で創られた少女」がいよいよ今月末発売となります。
アトリエサード初のアート作品集となりますね。。

事前の書店さんの反応はわりといい感じですが
(最初想定してたハードルが低いってこともありますが)
実際にどう動いてくれるかドキドキものです。

というか、印刷所からちゃんとあがってくるのかドキドキしているんですが。

早く見たい、という方は、出版記念イベントがありますので
ぜひお気軽に足をお運び下さい!

============
NORI子の部屋 vol.02〜「幻の箱で創られた少女」展

9/23(日)トーク:富崎NORI×柏屋コッコ(漫画家)
         富崎NORI×清水真理(人形作家)
     17:00〜22:00、予約1800円・当日2000円
        (フリードリンク・おつまみ付)

9/24(月・祝)〜27(木)作品展示
     16:00〜20:00、入場無料 ※28日は休み

9/29(土)御茶漬海苔先生×富崎NORIトーク。
     ガラスの小鳥社さん司会、富崎NORIへ聞く!
     撮影モデルの大島朋恵さん来たりとか、他あるかも。
     17:30〜20:30
     23日来場者1200円・予約1500円・当日1700円
        (1ドリンク付)

場所:東京・高田馬場・タナトス6

予約は
[PC用]http://www.a-third.com/thanatos6/e_form.html
[携帯用]http://www.a-third.com/th/mobile/

イベントHP
http://thanatos6.jugem.jp/?cid=24

========================
富崎NORI「幻の箱で創られた少女」
2007年9月末発売!

球体関節人形とゴシック&ロリータをモチーフに
絵と文章を発表し続けている
富崎NORIの作品集「幻の箱で創られた少女」が出ます。

乙女チックでゴシックで、
だけどちょっぴりグロテスクな作品の数々——
これまで発表された絵や物語を集めたほか
写真の少女を球体関節人形に加工した
「球体関節式」シリーズも収録しました。
ぜひご覧下さい!

この絵の少女や人形たちが
歌い踊る光景を妄想すれば、、、
もうそれだけで何もかもがミラクルにOKの
完璧なる緻密の美だ(きっぱり)!
だって、そうでしょ。
   ——大槻ケンヂ

NORIさんの創造した少女を見たとき
神の繊細さと天使の囁きを聞いた。
   ——御茶漬海苔

発行・アトリエサードhttp://www.a-third.com
発売・書苑新社
A5判ハードカヴァー、税別2800円(税込2940円)
ISBN978-4-88375-084-9

詳細は
http://atelierthird.jugem.jp/?cid=13

  

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2007.09.03

西牧徹展《暗闇の和室の黒戯画》

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……というわけで、タナトス6にて
西牧徹展《暗闇の和室の黒戯画》展始まっています。

和室の中で濃い少女&フェティッシュの世界をご堪能下さい!
ちゃぶ台に座ってゆったり過ごせますので、
のどが渇いたときの休憩場としてもいいかも笑。
ぜひお立ち寄り下さい!!

9/7(金)まで連日16:00〜20:00にオープンです。
300円ですが1ドリンク付きます。

詳しくはhttp://thanatos6.jugem.jp/?eid=52


上の写真は展示スペースの入口(展示はふすまの向こうです)。
下は西牧氏の作品です。

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2007.05.15

山本タカトとか岡本太郎とかメゾン四畳半とか

おかげさまでTH No.30「禁断のフランス・エロス」ご好評いただいておりまして、
リブロ池袋店のアート書で週間ベスト7に入ったりしております。
たいへんありがたいことです!

トレヴァー・ブラウンさんの「ニッポンゴニュース」にも取り上げていただきました!
ミス・リトル・スティキー・キス、ラブリーです!

私も先日、タコシェの山本タカト小品展、見てきた。
頽廃的な背景に浮かび上がる肌が(しかも緊縛されている)がよいなぁ。
だんだん顔がロリータちゃんになってきているような気もするが、でも独特の憂いは変わってない。
(13日まででした)

岡本太郎はまず世田谷美術館の方を見てきた。
岡本自身の作品よりもその周辺の人々の作品の方が実はとても多かったりするし、
岡本の作品も川崎の岡本太郎美術館とかからのものだったりして
目にしたことのあるものも多かったのだが
でも見せ方が違うと印象も異なってきたりするのはある。
時代の空気を感じることはできた。
次は川崎にも行かねば。
(世田谷は5/27まで。川崎は7/1まで)

銀座のエルメスでは藤森照信の「メゾン四畳半」
エルメスのあのギャラリー内に手作りの四畳半サイズの家を3つ建てたもの(しかも建築素人のエルメスの社員が)。
なかなかそれぞれ居心地がいいが、黒い「焼き杉の家」がよかったなぁ。
黒い壁の隙間から漏れてくる光とか、いい感じ。
中に座っていると、おねぇさんが窓から顔のぞかせて解説してくれたり。
6/10まで。

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2007.05.06

練馬・タイ@東京現美・アブラモ

練馬区立美術館の「それでも人は、「境界」を超える」は上田國昭・克子夫妻のコレクション展とのことだが、個人のコレクション展はちょっとした小品が並んで……ということも少なくないと思うのだが、この展覧会はでかいのが多いこと!
前衛に突っ走っているものではないけれども、果敢に新たな表現を模索している作品たちが並び、見ごたえあり。
個人的にはやはり松井智惠ですかね。
赤ずきんちゃんの話をモチーフにしたドローイングやら立体やらの作品群だが、コンセプチュアルだがナチュラルなテイストも残していていい感じ。
6/3まで。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/tenji/ueda_ten.html

東京都現代美術館のタイの現代美術展は、入場無料でこの充実ぶりはおトクどころの話ではないだろう。
ラートチャムルンスックの緻密でシュールな版画、クーレーの子供の落書き作品、プアサーンの床に散らばる布の人形などが興味深かったが、2000年代の作品になると、どうも実体がつかみづらいというか、観客参加型みたいなのは……うーんよくわからないことが多いんだよね……。
いやそれはタイのに限らず。
でも、とはいえほんと、この展覧会は面白いです。
5/20まで。
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/92/

イメージフォーラム・フェスティヴァルでは
マリナ・アブラモヴィッチ「セブン・イージー・ピーセズ」の記録ビデオ。
先人のパフォーマンスを1日7時間×7日連続で再現するというものだが
(7時間ずっとガラスの壁に身体を押しつけたり、7時間ずっと舞台の下でマスターベーションしたり、腹を剃刀で☆印に切り、氷の十字架の上に寝て、起きたら自分で背中をムチ打つ、というのを7時間繰り返したり……)
だが、それも90分のビデオにまとまってしまうと、なんかあっけないというか……。
その長さなら、単にパフォーマンスの様子を映すだけじゃなく、舞台裏やアブラモヴィッチの話なども交えたドキュメンタリーに仕上げたものが見たかったかも。
事前にどういうパフォーマンスか知っていないと何がなんだか、という部分も少なくない、というのも問題か。
でもアブラモヴィッチの存在感というか迫力には圧倒される。
http://www.imageforum.co.jp/festival/

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2007.05.01

TH新刊、澁澤、LLL、グロッテスコ

H30_bigTH No.30「禁断のフランス・エロス」いよいよ書店に並び始めました!
フランスの異端文学・アート・映画のガイドブックにもなってますので
いろいろな作品との出会いにご活用していただけると、たいへんうれしく思います!
[くわしくはこちらで!]

今回は巖谷國士氏と山口椿氏のロング・インタビューを掲載したが
そのうち巖谷氏へのインタビューは、
埼玉県立近代美術館で始まっている「澁澤龍彦 幻想美術館展」を入口に、澁澤やフランス文学について聞いたもの。
その「澁澤龍彦 幻想美術館展」にようやく足を運ぶ。
澁澤が少年時代目にしたであろう風景から、死後澁澤に捧げられたオマージュ作品までを集めたユニークな展覧会。
澁澤が言及した絵画なども数多く展示され、点数の面でも充実したものだが、やはりその中でも目を引いたのは傍系シュルレアリスムの作家と、青木画廊系の幻想画家のコーナー。
すでに目にしたことのある作品も多かった中で、上記のコーナーはひときわ興味を惹かれた。
5/20(日)まで。
ちなみにGW後半から「禁断のフランス・エロス」も埼玉県立近代美術館のミュージアムショップに並ぶ予定。

LOVE LIFE LIVEは結成1周年を迎え、結成の発端となった渋谷のギャラリー・コンシールにて記念ライブ(4/29)。
なんと、7組の若手お笑い芸人を招き、司会にマメ山田を立ててのお笑い&ライブで、芸人のファンも数多く訪れ、会場の雰囲気はちょいといままでと違った感じだった。
でも各芸人に怖じ気づかないmiu氏のMCは、さすが北浦和のライブハウスでおやじに絶賛されただけのことはあるか(笑。
なかなか好評だったようで、第2弾もあるかも。

グロッテスコ△セフィラーの「水底にて炎まといし門開き」(4/30)。
今回は公演ではなく「儀式」という試みだったのだが、暗い空間に大音量のノイズ、火も焚かれる熱狂的なパフォーマンス。
でも「完全体感型」の「儀式」というからには、観客の意識をもトランス状態に巻き込むものを目指したのかもしれないが、うーん……面白くはあったが。
観客のすぐ側で燃える火は危険そうだったけど(笑——てゆーか、それを消す水で私は濡れた)、パフォーマンス自体は危険な魔力には乏しい気がした。
冒頭、本格的なパフォーマンスが始まるまでの時間が長く、退屈気味だった人も多かったように見受けられたが、最後、燃えている火が消え暗闇になるのをじっと待ち続ける時間は、結構よかった。
あと冒頭、「動」を選んだ観客は中央の舞台の回りをぐるぐる回らせられたのだが(残りの観客は座って瞑想する)、そうしながらその中央舞台上のパフォーマーの動きを見るというのも、なかなかいい体験。こういうパフォーマンスの見せ方もいいかも。

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2007.04.19

椿会、パンズ・ラビリンス

銀座・資生堂ギャラリーでは椿会展。
伊庭靖子、祐成政徳、袴田京太朗、やなぎみわの4人が出品。
やなぎはMy Grandmothersのシリーズ。
5点のうち3つは今年の新作。
2004年のだけど、KAHORIのが面白いなぁ。
ベッドの上の家。女性の顔は家に隠れて見えない。
不思議な引きこもり空間。
あとは袴田京太朗のFamiliesもユニークで、
アクリル板を重ねたカラフルな人物像が、壁に顔をくっつけて背中を向けて壁一面に飾られている。
背中が語る物語。
http://www.shiseido.co.jp/gallery/current/html/index.htm
6/10まで。

アカデミー賞3部門を受賞した「パンズ・ラビリンス」の試写。
ダーク・ファンタジーと言うが、これはファンタジーのワクで括ってしまうような作品ではなかろう。
スペイン内戦から逃れて、少女がラビリンスを冒険する話かと思ったら、とんでもない。
「ファシズムは純潔の曲解だ」として少女の純潔とファシズムを二重写しした仕掛けは、ただごとではないなぁ。
このファンタジーは子供のためのものではない。
残虐的なシーンも頻出し、人間の暗黒面を照らし出すファンタジーなのであるよ。
しかもあの結末は……。
http://www.panslabyrinth.jp/
秋公開。
ハリウッドじゃぁこういうのは作れんわなぁ。

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2007.04.17

毛皮と毛皮と二枚舌とあかいはこ

久々の更新です……。

今日というか、昨日(16日)で終わってしまったが
毛皮族+演劇キックの「天国と地獄」。
演劇ぶっく社主催公演だが、江本純子が作・演出、出演に毛皮族メンバー+田口トモロヲなどゲスト
ということでほとんど毛皮族の公演。
最近ハチャメチャさがうすくなり、今回は原作的なものがあるということで
どうなんじゃろ、という感じだったが、
私が観た日は江本のいじりがやはり面白かったかな。
物語があるものをもっと江本自身でぶち壊していって、本当に収拾つかなくしてしまうのも毛皮族らしいかな、と思ったのだが、そこまでは徹底してくれない。う〜む。

毛皮だからというわけではないけど
「毛皮のエロス——ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」、
この映画はニコール・キッドマンだからといってめげずにアーバスファンには観て欲しい。
あとアーバス知らない人が観て面白いものかどうかも知りたいとこだけど。
ある意味、よくこんな映画が作れたもんだと思う。(詳しくはTH No.30
2007年5月、渋谷・シネマGAGA!にて公開。
http://kegawa.gyao.jp/

Asakura
銀座・ヴァニラ画廊では朝倉景龍展「二枚舌」。
妙な人体改造系のリアルな鉛筆画で、少女の頭からペニスが生えていたりもするが
グロくないんだな(私の感覚がマヒしているのかもしれないが)。
緻密に描かれた装飾が、どちらかというと甲殻っぽいからかもしれない。
雰囲気も、痛みよりも心酔するかもような静謐さが漂う。
それに対して皮膚は体温を感じさせ、その対比も面白いかも。
とにかく、等身大の女性像4点は必見でしょう。
実物見なきゃ。
線だけで描かれた新しい試みの絵も、面白い。
お茶目な仕掛けもあったりするので、
作家はずっとライブドローイングしているし、声をかけてみたらどうでしょう。
21日(土)まで。

銀座・スパンアートギャラリーでは佐伯俊男の画集「あかいはこ」発売記念作品展。
画集は初期のものを再構成した、これまた凝った作り(発行・ワイレア出版、発売・大洋図書)。
展示されているのはその初期の原画ばかりかと思いきや、
よく見ると左側の壁の作品は、そっくりに新たに描いたものらしい。
その上に飾られた印刷されたものと見比べると微妙に違っていたりする。
ちょっと驚き。
28日(土)まで。

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2007.03.13

こやまけんいち&西牧徹@三越前

場所うろ覚えで出かけたので、店の前で携帯でmixiチェックしてしまいました(こういうとき便利)。
だって、オモテに展示しているとかそういうの全然書いてないんだもの。

こやまけんいちと西牧徹の2人展
地下鉄銀座線・半蔵門線の「三越前」駅、A4出口に出る途中にある喫茶「木屋」にて。

入口は狭いけど、中は結構広く、奥にある一画がギャラリースペースになっている。
こやま氏のは、人物の絵を切り抜いて立体的に仕上げた作品。
これがまたカワイイのだ。
しかも血流してるし。イケナイ遊びしてるし。
こんなフツーの茶店なのに、いいんだろうか、この表現。
でもとってもステキです。ラブリーです!

西牧氏のは、ふつーっぽくてファンシーっぽいクマさんの絵だが、
でもなんか、クマさんらしいかわいさではない、というか
あの、ロングブーツはいてケーキ踏んづけている女の子が、そのクマの着ぐるみ(?)の中に入っているようで、ミョーに危険な想像をさせてしまいます。
なんででしょー。

あと何がスゴいって、この店の自動ドア。
古びた木製の開き戸が向こう側にぐうぉんと開くのだ!
(ヨコにスライドするんじゃないのだよ)

3/15(木)まで。
こやまけんいちhttp://blog.livedoor.jp/illegirl/

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2007.03.12

ドリンク&ライブラリー・カオリ座

Dscf0124中央線各停・大久保駅、開けているとは言えない南口、改札を出て左に出るとすぐに、名曲喫茶・ドリンク&ライブラリー「カオリ座」の看板がある。
あまりに怪しすぎる古びた雑居ビルの地下、でもこりゃ怪しすぎだろー、しかも地下に降りれば、その向かいのバーには指名手配犯の張り紙(汗)。
でも勇気を振り絞って扉をあけよう。
きっとちょっと派手めな女の子が出迎えてくれるはず!

「カオリ座」は、もともと高円寺にあった「カオリナイト」が移転してきたお店。
3/1にオープンしたばかり。
写真評論家の飯沢耕太郎氏が著書「危ない写真集246」で紹介した写真集を始め、ちょっとお目にかかれない異端な写真集や富士見ロマン文庫などを揃え、自由に閲覧できる。
ギャラリーとしても写真展などをおこなうほか、入場料制だった「カオリナイト」に対し、「カオリ座」は喫茶店としてドリンクやアルコール、軽食が楽しめるようになった。
結構居心地いいですよ。
変な空間だし。
飯沢氏も、ときたま顔を出すようです。

Dscf0119_1

営業時間=12時〜22時(土曜、日曜、祝日は14時〜)
火曜定休
電話=03・3368・6548

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2007.03.10

佳嶋・輔老みづき・ミヤケ千夏3人展『想耽2』

スパン・アートギャラリーでは
佳嶋・輔老はずき・ミヤケ千夏の3人展『想耽2』。

佳嶋は相変わらず洗練されたフォルム。
新作は腕の代わりに羽根がついた人間だが、腰のくびれから腿へのラインがやはりいいねぇ。
その羽根がまた、ちょこっと控え目なので、余計にそのラインが際立つというか。
あと、くすんだ系の微妙な色使いやボケた輪郭はやはりオフセット印刷だとなかなか出ないから、
コンピュータで描いているとはいえ、出力を見るのはいい。

輔老はずきは、小さな作品。バストアップのカワイイ肖像がずらりと並ぶ。

驚いたのはミヤケ千夏。
いままではどちらかというと、昭和レトロで、夢や幻想を描いていたような印象だったのだが、
今回の作品は「lynch」のシリーズ。
デヴィッド・リンチへのオマージュかと思ったら、そのものずばり私刑の「リンチ」なんだと。
でも悲壮感がないというか、むしろリンチされてなんとなくウットリ、みたいなM的感覚も見え隠れする。
しかも暴力シーンそのものを描くのではなく、リンチの予告の手紙を受け取ったシーンなど、リンチをめぐるさまざまなシチュエーションを、あくまでもひとりの人物の顔メインで背景を抽象的に描いている。
そのあたり、日常的なものではないファンタジックな物語性を感じさせて、そのファンタジックさと「リンチ」という暴虐な素材がいい塩梅で不思議なおかしみさえかもし出しているのだ。
人物の顔に力強さがあるのが、さらにいい。
このシリーズはもっと描いていきたいとのことなので、楽しみ。

で、この3人展は今日まででした。

佳嶋http://www.ne.jp/asahi/kashima/echo/
ミヤケ千夏http://www1.odn.ne.jp/~cav74200/

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2007.03.06

マヤ・ヒュイットとか

マヤ・ヒュイットが東京滞在中に制作したインスタレーション的作品。
イノセンスというか、松井みどりに倣って言えば未成年ふうというか、
絵柄的には嫌いではないのだが、でも、なんか、なんか足りないかなぁ……という印象が……。
わたし的には、もっと日常捨ててダークなとこへ行ってもいいような気が。
でもまぁ、それはわたし的な意見だけど。
マヤ・ヒュイットの作品いろいろ見ているわけでもないし。
追ってみたい作家ではある。

3月11日(日)まで、大塚のMISAKO & ROSENにて。
http://www.misakoandrosen.com/

松井みどりと言えば、水戸芸術館でやっている
「夏への扉 —— マイクロポップの時代」展。
なんでいまさら「夏への扉」なんだろう……とか、いちおう見ておきたい企画である、が、まだ見てません。
5月6日(日)までなので時間あると言えばあるが。

銀座のヴァニラ画廊ではメディカル・アートのロマン・スロコンブ展、
スパン・アートギャラリーでは佳嶋・輔老みづき・ミヤケ千夏の3人展『想耽2』やってますね。
いずれも3/10まで(どっちも行くのはこれからです……)。

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2007.02.17

鳥肌、DOMANI、ヴァニラとか

TH No.29「特集・アウトサイダー」おかげさまで好評発売中です!!
みなさまよろしくお願いしますです!
第2特集の異端の画廊・美蕾樹の特集もウラ話など満載の保存版です。
[詳細]
東京都現代美術館の中村宏展の招待券プレゼント、応募〆切は2/20なのでお早めに!

さて、鳥肌実のパフォーマンス(てゆーか演説?漫談?)を先日見たが、
テレビなどのマスメディアには乗せられないネタのオンパレードは
ある意味、メディアの偏向性——自由そうに見えて実は制限というものが確実に存在する言論の不自由さへの皮肉であり挑戦であるといえようが、
でもそれよりもなによりも、鳥肌自身を最も際立たせているのは自虐性ではないかな。
だからそこに笑いが入る。
鳥肌のネタを笑うのも、ネタに共感するということもあるかもしれないが、危険を感じながらもわざわざムチ打たれるために身を差し出すかのような、命をはったひとりSMのようなネタのありかたを喝采している部分も少なからずあるのでは、と、思ったりなんかしたのだな。

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館でのDOMANI・明日展。(〜2/18)
今年も若手のいろんな表現が見れて楽しかったのでした。
[詳細]

銀座のヴァニラ画廊では、富崎NORI・こやまけんいち・大倉野亜樹の3人展、
「ヴァニラ・ヴァレンタイン」が始まっている。
少女をテーマにしたものだが、奔放なエロの大倉野、自傷だけど無垢で穏やかなこやま、ピュアさにエロスを包み込む富崎と3人3様で面白かったのでした。2/24まで。
[詳細]

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2007.02.04

甲秀樹展@銀座スパンアートとか

TH No.29でも紹介した甲秀樹展「アドニースの園—華の少年たち—」が始まっています。
新作とこれまでの作品を含め、人形2体、絵画約20点の構成で、甲秀樹の足跡を辿るのにも恰好な個展。
少年の絵だけど、その股間にあるものがリアルに描かれていたりもするけれど、だけど淫靡に堕しない上品さがあって、魅せます。

2/9(金)には、関連企画として朗読劇「蛇屋横町」もあり。
詳しくは甲秀樹氏のHP

トーキングヘッズ叢書(TH Series)最新号No.29「特集・アウトサイダー」も会場で購入できます!

なお、2/12(月・祝)からはヴァニラ画廊で大倉野亜樹・こやまけんいち・富崎NORIの3人展。
少女をテーマにしたヴァレンタイン企画です。
[詳細]
これも楽しみ。

ヴァニラは今開催中の菅野ケイ展もいいですねー。縄が。光が。顔に重点を置かない匿名的な肉体の美が。

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2007.01.29

中村宏、笑い、TH出ます&LLL

●異系の絵画者“中村宏”の回顧展@東京都現代美術館

画家が描くイラストって、余技みたいな感じになることが多いんだけど、
中村宏は「図画」を標榜するだけあって、そのイラストにこそ真髄があるような気がする。
いやぁ面白い。
セーラー服少女が機関車になったり飛行機になったりするのだ。
しかもその少女はみな、フトモモまでの黒いハイニーソックスをはいているのだ!
60年代からそうなのである。
ぜひ萌えて下さい。

●「日本美術が笑う」&「笑い展:現代アートにみるおかしみの事情」@森美術館

あんまり期待してなかったが、後半の現代美術編は結構バカな作品が並んでいて、笑えた。
てゆーか、「おかしみ」というよりは「バカらしさ」だよね。
「宮田次郎」の小型版のGIジョーがうじゃうじゃ群れる鳥光桃代の作品とか
日本で堕落したビン・ラディンに扮した会田誠のビデオ作品とか
ペニスの勃起で靴紐をほどこうとするのとか
紙飛行機飛ばしてドアの鍵穴に入れるなど一発芸ビデオを集めたのとか……。
会田誠のやつとかは、漫才のように笑えるかというと笑えないわけで
笑えないことを延々マジメにやるバカさ加減がいいのかぁ。
てゆーか、それらへんが「アート」であるゆえんか。

でもカタログは「日本美術が笑う」が超リッパで、「笑い展」は安っぽい。
世間的にはそんなもんなのかのう、やはり。


●TH No.29「アウトサイダー」いよいよ2月2日頃店頭に!!
くわしくは→[こちら!!]

銀座・スパンアートギャラリーでおこなわれる甲秀樹展(2/3〜10[詳細])でも購入できます。
(妖艶な少年の世界!&山崎俊夫原作の朗読劇もあり!)

LOVE LIFE LIVEのライブ会場でもたぶん。
(次は2/3@新宿Marz……スケジュールちょっとバッティングだけどたぶん行けると……)

LOVE LIFE LIVEはエログが、いやブログが好調に続いてますね〜。
あんまり音楽とかに関係ないところがミソか??)
[こちら]でございます。

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2007.01.25

トレヴァー・ブラウン@渋谷ルデコ

Tokyofliera
いやぁ、やられました。素敵だ!
TH No.28で予告したトレヴァー・ブラウン久々の東京での個展が始まっている。
場所は前回と同じく渋谷のギャラリー・ルデコ。
黒い壁。そして床一面に黒い風船(!)
その洞窟のよう(?)な空間にラバー少女の絵がずらり33点。
さすが他のギャラリーの誘いを辞してこの場所を再び選んだだけあって、すごくいい雰囲気でしたよ。

ラバーで目隠しされ、手足も拘束された少女……その少女が救いを求めるように顔を上げた先には拳銃が……っていうのはありがちなシチュエーションだが、その拳銃がペニスの形になったとたんに、そのシーンの意味するところが180度変わってしまう。
それが拳銃なら、少し空けられた唇は命乞いをするためだと考えられようが、それがペニスになった瞬間に、……。
どこをどうやって発想すれば、そんなことを思いつくんだ、トレバー・ブラウン!
まいりました。

トレヴァーの絵は、ちょっと凹んでたりちょっと出てたりちょっとダブついていたりとか、そういう微妙なニュアンス、細かなところへのこだわりがすごく徹底していて、それがまた、シニカルなシチュエーションをよりいっそうリアルなものにしているんだろうね。
しかも今回のテーマは「ラバー」!
そのこだわりの筆致がフェティッシュなシチュエーションをよりいっそう盛り立てる。
印刷ではなかなか味わえない細やかな筆のタッチ、色彩の艶やかさが味わえるのもまた原画ならではで
ここはこんな色だったんだ、とか発見することしばしば。
やっぱりトレヴァーのは原画で見ておきたいですねー。

もちろん手元には作品集も!(展覧会に合わせて新刊「RUBBER DOLL」発売中)

会場ではトレヴァー氏も常駐してます!
日曜(1/28)まで!!
これだけの点数見れるのは結構おトク、てゆーか、狭いギャラリーでは味わえない充実感なので、てゆーか、トレヴァー自身も今回のは特にお気に入りのテーマだそうなので、お見逃しないよう!

トレヴァー・ブラウン作品展「Rubber Doll」
トレヴァーHPhttp://www.pileup.com/babyart/←NEWSに個展情報あり
[個展DMのウラ]

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2006.11.25

大人ってなに?

「大人」とは……広●苑を引くと「舞台ウラで何があろうと、ふだんとまったく同じ態度でステージに立ってライブをこなすこと」とある。
さすが鋭いぞ、広●苑(笑)。
でもねぇ、それをバネにしてフンマン煮えたぎらせながらも客を盛り上げていく方が、エンターテイナーとしての魅力はあるよね。
表現者は、表現の面においては「大人」ではない方が魅力的だと思う。
……と、ブルーな部屋があわや血に紅く染まりかけた日に思いました(笑)。

大竹伸朗もまさにアンチ「大人」なアーティストである。
東京都現代美術館の「全景」展は、少年の頃の絵画から何から何までが美術館を覆い尽くした圧倒的な迫力。
少年時代で一部屋、大学時代で一部屋、しかも天井近くにまで絵がいくつも掲げられ、その他ロンドンや香港での滞在時期を含めアーティストとして世に出る前の作品が、これほどの量出品された回顧展も珍しいだろう。
だがそのことこそ、大竹が美術界の「大人」の決まり事から自由であることの証左なのだ。
彼の表現は、アーティストとして美術家に認められたことでどうこう変わるものではないのである。
少年(=「大人」以前)の時の作品も、最近の作品同様の価値を持つ。
(逆に言えば、最近の作品も「大人」以前のままなのだ)。

それにしても、絵にしても、集積され再構成されたゴミの数々にしても、そこから感じるエネルギーはものすごい。
圧倒的なテンションで襲いかかってくる。
「知ったこっちゃない。自分の一生なんだからやりたことをやる」
でも、それで人を惹きつけるのは凡人じゃできないよ。
ダリに並ぶくらいならこっちを観た方がよっぽどいいと思うね。

東京都現代美術館からちいと歩いた清澄の倉庫に集積したギャラリーたち。
結構な観光名所(?)になっているようで、若者多いなぁ。
前来たときはそんなでもなかったよーな。
その中の小山登美夫ギャラリーでの蜷川実花は特に目新しさがなく……。「大人」だね……。
SHUGOARTSでの森村泰昌「烈火の季節 / なにものかへのレクイエム・その壱」は、いいかも。
三島由紀夫に扮してクーデター未遂のシーンを演じたり。
こういうことしないと対象に接近できないのは、「大人でない」証拠です。
てゆーか、「大人」だったら、やる前になんとなく生半可な理解しちゃってあきらめちゃうでしょ。
三島のやつはDVD版もあって流れてる。笑いはもうひとつかな……。

HIROMI YOSHII GALLERYもわりといつも面白いんだよね。
いまは榎本耕一展。ポップでかわいい感じの絵があると思えば抽象的なぐちゃぐちゃあり。
ポップにまとまっちゃわないところが「大人」じゃないね。

というわけで、今回は「大人」をキーワードにまとめてみましたが……
冒頭の非「大人」はおなじみLLLでした。

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2006.11.17

ダリよりは砂盃&乱歩

上野の森美術館の「ダリ回顧展」は、もうすごい人ですね。
なんでこんなにダリを見たい人がいるんでしょう……。
絵画の点数に対して、やたらでかいパネルが壁の広い面積を占めていて、
そんなんでわざわざ壁を埋めるなら、絵と絵の間隔を広げてくれればまだ見やすいだろうに。

見慣れた絵は飛ばして、まぁ一番見どころがあるとするなら、比較的晩年の作品を集めた最後の部屋だろうか。
溶けた時計みたいな光景よりは、分子の動きみたいなスピード感が表現されたものに今回は目を引かれた。
映画とか見なければさほど時間かからずに回れるので、
閉館間近の空いた時間帯を狙うのがいいかも。1/4まで。

シュールレアリズムな作品に接したいなら、渋谷・松濤美術館での砂盃富男のコレクション展「迷宮+美術館」の方がおトクか。
300円でベルメールもエルンストもフィニも彌生も見れちゃう、っていうとかなりおトク感あるでしょ?
こうした展覧会は、これぞという大作はないかもしれないが、その代わりに、街角の小さなギャラリーで出会ったかのような、そんな親密感を作品に感じることができると思う。12/10まで。

あと最近は、谷中の喫茶店「乱歩゜」に行きましたね。
テーブルの上や壁がさまざまなもので飾られているレトロチックな怪しい喫茶店。
そこで開かれている綺朔ちいこ嬢の個展は、乙女チックでエロチックな少女たち。
絵の暗く濁った配色とアンニュイな雰囲気が、店の怪しさとみごとにマッチしてました(いいことなんだかどうなんだか笑)。
そうか、綺朔さんの絵って、乱歩的だったんですね(発見)。
19日まで。土日の日中は混雑するそうなので、夕刻過ぎがいいみたいです。
[詳細]

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2006.11.13

美蕾樹 閉廊とその後

渋谷は西武百貨店のすぐ近くの雑居ビル。
その好立地に1983年9月に開廊し、23年間にわたって、シュールリアルで幻想的でエロティックで前衛的で異端的な作品を数多く紹介してきたアート・スペース美蕾樹が2006年9月をもって閉廊した。
9月下旬に電話をお掛けしたところ、いま運送屋に荷物を運んでもらうとこだと聞いてビックリ。
突然のことで作家などにもほとんど連絡がなかったようで、「美蕾樹がなくなった」という噂が「(主宰の)生越さんが亡くなった」という誤報となって伝わったこともあったらしい。
私も「美蕾樹がなくなった」と言うと「生越さん倒れたの?」とか聞かれることもしばしば。

生越さんは変わらずお元気な様子で、昨日は「クロージング・パーティ」が華やかに開かれた。
渋谷の美蕾樹はなくなったものの、今後も“ゲリラ的”に展覧会を開いていくとのこと。
来年2月には、まず、美蕾樹で何度も個展を開いている甲秀樹氏の個展が銀座で予定されている。(詳細は後日!)

あの渋谷のど真ん中の妖しいビル、しかもエレベータを下りるといきなり画廊の中というドキドキのスペースがなくなってしまうのは非常に残念だが、今後の活動にもぜひとも注目していきたいですね。

※参照:甲秀樹[No.2426

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2006.11.10

メモ:頽廃藝術展

11/11(土)頽廃藝術展@池袋 CLUB ADDICT
  ★展示=カリスマミー、堀江ケニー、富崎NORI
  ★ライブ18:00〜 マリア観音、高橋よしあき(ex.テーゼ)、
            犬神サーカス団、AUTO-MOD
  ★ライブ24:00〜 LOVE LIFE LIVE、情念、〜Selia〜、
            Rott(from PRiVATE:I's)、
            流血食虫本舗らりるれろ(小道具屋進一ユニット)
            DJ : tezya(MeGAROPA)
料金など詳細は[こちら]へ!

※参照:堀江ケニー[No.25262728
    富崎NORI[No.26
    LOVE LIFE LIVE[No.2728

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